ぼたもち花子のあれやこれ

育休2年目の元おデブが日々考えていることを書いています

陣痛中に真横で夫に漫画を読まれた私が、ゆるキャン△という作品について語ります

こんにちは、ぼたもち花子です。

まずはじめに、題名に陣痛中とありますが、正確には前駆陣痛の最中でした。陣痛の前段階にあたります。陣痛の初期と同じくらい痛いです。少し盛ってしまいました、すいません。

 

こちらのブログは育児というカテゴリーに登録をしたので、書評的なものって書いていいのかな?と思ったのですが。

いや、むしろ育児をしている、過去に出産したことがある方にこそ語りたい、この気持ち、と思い記事にする事にしました。おそらく、世界で私にしか出来ない方法でのゆるキャン△の紹介になると思います。

それでははじめます。

 

ゆるキャン△という作品は女子高生がきゃっきゃしながら、時には1人でゆるーくキャンプを楽しむという漫画です。

芳文社から発売されており、2018年にはアニメ化もされたあfろ先生の人気作です。

 

そんな、ゆるキャン△という、ふんわり可愛らしい漫画と私との出会いは、陣痛中の病室の中でした。もう一回言わせてください。

 

陣痛中の、病室の中でした。

 

陣痛といっても、破水後の前駆陣痛というもので、私の場合28時間ほど、5分に1回15秒ほど、立っていられない程の生理のより強い痛みに襲われるというものでした。

ただ、その後気づかぬうちに陣痛が始まっていたみたいで、子宮口は5センチまで開いていました。28時間のうち、数時間は陣痛だったという事なのですが、私としては前駆陣痛も陣痛の初期も変わらぬ痛さでした。

 

私の場合、破水後前駆陣痛が始まりすぐに入院という流れでした。里帰りをしていたので、夫に状況をラインで伝えたところ、仕事を休んで病室に来てくれるという事になりました。

初産だった私は心細かったので、その申し出を嬉しく思っていました。数時間後、現れた夫は紙袋を持っていました。

 

病室に入り、一通り私の身体を心配してくれた後、やることはなくなります。その間も私は5分に1回の痛みに耐えていたので、元気におしゃべりもできません。

そして夫はこちらの様子を伺いながら紙袋に手を伸ばします。まるで、いたずらをしている最中どこまでなら怒られないか見極めている犬です。

出てきたのはカラフルで可愛らしい漫画。

ゆるキャン△一巻でした。

そして、紙袋には他に何冊か入っていました。二巻と三巻と四巻と…

 

それどうしたの?と聞くと、暇かなと思って買ってきた、ということです。

 

たぶん、私に余裕があればブチ切れていたんだと思います。ただ、あの時は余裕がなく、ただ、あっそう、とだけしか思いませんでした。そして、心細くてそばに居て欲しい気持ちもありつつ、本能的に理解していたんだと思います。

出産というプロジェクトにおいて、この人は役に立たないと。やる気の問題ではありません。命をかけている出産において、信じられるのは先生と助産師さんと自分しかいないと。

 

そして、今思えば私はあの時ただひたすらに無言で耐えていたので、妻がそこまで大変だったという事がわからなかったのでしょう。きっと、2人で病室で漫画を読むために買ってきてくれたんだと思います。もっと派手に痛がっていれば良かったです。

 

そして、出産が始まり、もち子が誕生しました。立会い出産では、精一杯頑張ってくれました。出産中の私のパートナーは助産師さんで、夫のことは役に立たないが居ないよりはマシな部下ぐらいにしか感じていませんでしたが笑(それでも、一緒に出産を経験できて本当に良かったと思っています)

 

そして、退院後、里帰りの後、夫、太郎さんと、娘もち子との3人の生活が始まりました。

 

ゆるキャン△との再会はアニメの方でした。

生後二ヶ月の我が子のお世話に私も太郎さんも疲れ切っていました。

そんなある日の夜、珍しく、もち子がいいタイミングで寝てくれたことがありました。

久々の、二人でゆっくりとできる時間でした。

すると夫はiPadを取り出して、Amazonプライム・ビデオでゆるキャン△を見ようと言いだしたのです。

私は産後、夫に対してもっとこうして欲しいああして欲しいという事が上手に伝えられずにイライラしていました。

そこにきて、あの、前駆陣痛の時に出会ったゆるキャン△です。

私は、あの時の事を思い出し、そういえばこの人、痛がる私の横で漫画読んでた!と、怒りが湧いてきたのですが、久々の二人きりの時間。喧嘩はしたくありません。

そしてもち子と少し布団を離し、間接照明の灯りの中、二人で横になりながらゆるキャン△の視聴を始めました。

 

1話の物語はりんちゃんという少女となでしこちゃんという少女が出てきます。りんちゃんは一人でキャンプに出かける事が趣味で、その日もクールにソロキャンをしていました。そこで、天真爛漫ななでしこちゃんに出会います。

 

この作品は癒しの作品でした。

 

心踊らされるオープニング曲

緑の風景

冬の寒さの中にある暖かな空気感

ゆるーいキャンプにピッタリなBGM

オシャレでほのぼのとした女の子たち

ノスタルジックな気分にさせられるエンディング曲

 

産後の弱った心に沁みました。

1話が見終わり2話を見ている途中でもち子が泣き出し、2人だけの視聴会は終わりました。その時、普段よりやさしい気持ちでもち子を抱けたような気がします。

そして、また2人で視聴をできる頃には、陣痛中に真横で漫画を読まれたことに対する怒りは消えていました。

「将来、もち子と3人でキャンプに行きたいね」

「冬は寒すぎるから秋にね」

そんな会話をしました。

 

もし、ゆるキャン△がしょうもなければ、私は見ている最中にイライラが抑えきれなくなり、あの時さあ、と喧嘩をふっかけようとしていたかもしれません。面白くて良かったです。

 

その後、家にあったゆるキャン△の漫画を読み、最新巻まで買い揃えました。

 

ゆるキャン△は、

弱った産後の心を癒します。

荒ぶった産後の心を鎮めます。

現在もAmazonプライム・ビデオで視聴可能です。

よければ是非!